文字を消すためにBackspaceを何度も押す、行の先頭に戻るために矢印キーを押し続ける、画面を切り替えるたびにマウスでタスクバーをクリックする。1回ごとは数秒でも、1日に何百回も繰り返します。
この記事では、Microsoftのサポートページ「Windowsのキーボードショートカット」が載せているショートカットから、仕事でよく使うものを場面ごとに整理します。
覚える順番
一度に全部を覚えようとすると続きません。次の順に、週に2〜3個ずつ増やします。
- カーソル移動と範囲選択(文字を打つたびに使う)
- コピー・貼り付け・元に戻す(ほとんどの作業で使う)
- ウィンドウとタブの切り替え(資料を見比べるときに使う)
自分がよく繰り返している操作を1つ選び、その操作のショートカットから覚えると、効果を感じやすくなります。
カーソル移動と範囲選択
矢印キーを押し続ける代わりに、単語単位・行単位・文書単位で移動します。
| キー | 動作 |
|---|---|
| Ctrl+→ | 次の単語の先頭にカーソルを移動する |
| Ctrl+← | 前の単語の先頭にカーソルを移動する |
| Home | 行の先頭に移動する |
| End | 行の末尾に移動する |
| Ctrl+Home | 文書の先頭に移動する |
| Ctrl+End | 文書の末尾に移動する |
Shiftを足すと、移動した範囲を選択できます。
| キー | 動作 |
|---|---|
| Shift+←/→ | 1文字ずつ選択する |
| Shift+Ctrl+←/→ | 単語単位で選択する |
| Shift+Home | 行の先頭までを選択する |
| Shift+End | 行の末尾までを選択する |
| Ctrl+A | すべてを選択する |
マウスでドラッグして範囲を選ぶと、選びすぎたり足りなかったりして選び直すことがあります。Shiftと移動のキーを組み合わせると、狙った範囲を選べます。
単語単位の削除
| キー | 動作 |
|---|---|
| Ctrl+Backspace | カーソルの左側にある単語を削除する |
| Ctrl+Delete | カーソルの右側にある単語を削除する |
Backspaceを何度も押す代わりに、単語ごとに消せます。どこまでを1つの単語として扱うかはアプリや文章によって違うので、まず試して、思った位置で止まるかを確かめます。長い範囲を消すときは、Shiftで範囲を選んでから消すほうが確実です。
コピー・貼り付け・元に戻す
| キー | 動作 |
|---|---|
| Ctrl+C | コピーする |
| Ctrl+X | 切り取る |
| Ctrl+V | 貼り付ける |
| Ctrl+Z | 操作を元に戻す |
| Ctrl+Y | 元に戻した操作をやり直す |
| Ctrl+F | 文字列を検索する |
| Ctrl+H | 文字列を検索して置換する(アプリによる) |
クリップボードの履歴
Windowsキー+Vでクリップボードの履歴を開くと、前にコピーした内容から選んで貼り付けられます。複数の場所から集めた文字を、別の資料にまとめて貼るときに便利です。
クリップボードの履歴は、既定では有効になっていません。Windowsキー+Vを押して表示される案内から有効にするか、設定アプリの「システム」→「クリップボード」で「クリップボードの履歴」をオンにします。
パスワードなど、残したくない内容をコピーしたときは、履歴に残ることに気をつけます。会社のパソコンでは、情報の取り扱いの決まりも確かめます。
ウィンドウとタブの切り替え
| キー | 動作 |
|---|---|
| Alt+Tab | 開いているウィンドウを切り替える。Altを押したままTabを繰り返し押すと、さらに前のウィンドウに移る |
| Windowsキー+Tab | タスクビューを開く |
| Windowsキー+数字 | タスクバーの、その数字の位置にピン留めしたアプリを開く |
| Windowsキー+←/→ | ウィンドウを画面の左側・右側に寄せる |
| Windowsキー+D | デスクトップを表示する。もう一度押すと元に戻る |
| Windowsキー+E | エクスプローラーを開く |
| Windowsキー+L | パソコンをロックする |
| Ctrl+Tab | 次のタブに移動する |
| Ctrl+Shift+Tab | 前のタブに移動する |
| Ctrl+W | 作業中のタブやウィンドウを閉じる |
資料を見ながら別の資料を書くときは、Windowsキー+←と→で2つのウィンドウを左右に並べると、切り替えそのものが要らなくなります。席を離れるときは、Windowsキー+Lでロックする習慣をつけます。
よく使うアプリは、タスクバーの左から順にピン留めしておくと、Windowsキー+1、+2…で開けます。
ファイルの操作
| キー | 動作 |
|---|---|
| F2 | 選択した項目の名前を変更する |
| Ctrl+F(エクスプローラー) | 検索ボックスを選択する |
| Ctrl+L(エクスプローラー) | アドレスバーを選択する |
フォルダの整理やファイルの探し方はパソコンのファイル整理とファイルを探す時間を減らす、エクセルの操作はエクセルの範囲選択のショートカットにまとめています。
読み違えやすい点
- 一度に全部を覚えようとする:使わないショートカットは忘れます。よく繰り返す操作から増やします
- どのアプリでも同じように動くと思う:アプリによって、同じキーに別の動作が割り当てられていることがあります
- クリップボードの履歴に何でも残す:残したくない内容は、履歴から消すか、コピーしないようにします
- 姿勢や休憩を後回しにする:操作が速くなっても、長時間の連続作業は体に負担がかかります。パソコン作業の肩こり・目の疲れも参考にしてください
まとめ
- カーソル移動はCtrl+矢印、Home、Endで単語・行・文書の単位に。Shiftを足すと範囲を選べる
- 単語の削除はCtrl+BackspaceとCtrl+Delete
- 前にコピーした内容はWindowsキー+Vの履歴から貼れる。履歴は最初に有効にする
- ウィンドウはAlt+Tab、タブはCtrl+Tab、左右に並べるならWindowsキー+←/→



