くるみん認定を受けている会社は、厚生労働省が都道府県別の一覧で公表しています。2026年7月末時点の全国版の一覧には、くるみん5,979社、プラチナくるみん913社、トライくるみん9社が載っています。

都道府県ごとに社数は大きく違い、くるみんの3社に1社は東京都の会社です。この記事では、都道府県ごとの社数と、一覧の「認定年」「認定回数」の読み方、一覧から応募先を確かめる手順を整理します。認定の段階ごとの基準は子育てしながら働ける会社の見分け方で扱っています。

くるみん認定とは

くるみんは、次世代育成支援対策推進法にもとづく認定です。子育て支援の行動計画を立てて目標を達成し、一定の基準を満たした会社が、申請して厚生労働大臣の認定を受けます。

認定どんな会社か
トライくるみん2022年4月に始まった、くるみんより基準がゆるやかな認定
くるみん子育てサポート企業としての認定
プラチナくるみん認定を受けた会社が、より高い水準の取組を行って受ける特例認定
くるみんプラス上の3つの認定に加えて、不妊治療と仕事を両立しやすい職場づくりの基準を満たした会社の認定

都道府県ごとの社数

厚生労働省の2026年7月末時点の全国版の一覧を、都道府県ごとに数えました。都道府県名から、Mixum の会社名鑑のくるみん認定の会社の一覧を開けます。

都道府県くるみんプラチナくるみんくるみんプラス・プラチナくるみんプラス
北海道102社9社8社
青森県46社5社0社
岩手県64社4社4社
宮城県71社12社3社
秋田県45社3社0社
山形県70社8社2社
福島県75社7社3社
茨城県60社11社5社
栃木県53社10社4社
群馬県97社12社5社
埼玉県116社17社5社
千葉県122社18社4社
東京都1,964社376社62社
神奈川県185社33社2社
新潟県124社16社5社
富山県91社5社4社
石川県70社11社5社
福井県63社10社7社
山梨県26社2社3社
長野県105社22社4社
岐阜県83社9社4社
静岡県156社36社3社
愛知県286社46社7社
三重県65社7社6社
滋賀県105社9社2社
京都府120社26社3社
大阪府356社53社0社
兵庫県168社16社2社
奈良県38社5社2社
和歌山県32社5社1社
鳥取県27社2社2社
島根県24社3社2社
岡山県78社9社4社
広島県110社4社0社
山口県54社8社2社
徳島県71社10社3社
香川県73社16社4社
愛媛県59社6社1社
高知県33社4社2社
福岡県103社17社3社
佐賀県37社4社1社
長崎県52社2社1社
熊本県48社7社2社
大分県62社7社3社
宮崎県74社2社1社
鹿児島県71社7社1社
沖縄県45社2社3社
全国5,979社913社200社

「くるみんプラス・プラチナくるみんプラス」は、くるみんの一覧とプラチナくるみんの一覧で、プラス認定の年が書かれている会社を合わせた数です。

くるみんの5,979社のうち、東京都は1,964社(32.8%)、プラチナくるみんでは913社のうち376社(41.2%)でした。大阪府(356社)、愛知県(286社)、神奈川県(185社)、兵庫県(168社)が続きます。トライくるみんの9社は、東京都・神奈川県・石川県が2社ずつ、兵庫県・福岡県・鹿児島県が1社ずつです。

一覧の都道府県は、会社ごとに1つです。支店や工場のある都道府県の一覧には載らないため、勤務地の都道府県で探すときは、本社のありそうな東京都や近くの都道府県の一覧も見ます。

一覧の「認定年」と「認定回数」を読む

くるみんの一覧には、会社ごとに「認定年」と「認定回数」が載っています。くるみんは、行動計画の期間ごとに目標を達成して申請するため、計画を繰り返して何度も認定を受ける会社があります。

認定回数社数
1回4,494社
2回826社
3回338社
4回以上321社

最後に認定を受けた年で分けると、2024年から2026年が2,019社(33.8%)で、2015年以前が1,576社(26.4%)でした。2007年に最後の認定を受けた会社も85社あります。

認定年を見る理由は2つあります。

  • 基準が変わっている:くるみんの基準は2025年4月1日に引き上げられました。男性の育休等の取得率の基準は、くるみんで10%以上から30%以上になっています。同じくるみんでも、いつ受けたかで満たした基準が違います
  • いまの数字とは限らない:認定は、その計画の期間の実績で受けたものです。10年以上前の認定は、いまの職場のようすを表しているとは限りません

認定を何度も受けている会社は、計画を立てて達成することを続けてきた会社だといえます。

くるみんプラス

くるみんプラスは、2022年4月1日に、くるみん・プラチナくるみん・トライくるみんの一類型として始まった、不妊治療と仕事の両立に取り組む会社の認定です。2026年7月末時点の一覧では、くるみんプラスが85社、プラチナくるみんプラスが115社でした。トライくるみんプラスの会社はありません。

一覧から応募先を確かめる手順

  1. 応募先が一覧に載っているかを見る:会社名鑑の都道府県ごとの一覧か、厚生労働省の一覧で探す。社名の表記が違うことがあるので、一部の文字で検索する
  2. 認定年と回数を見る:最後の認定が2025年以降か、何度受けているかを確かめる
  3. 段階を見る:くるみんか、プラチナくるみんか。プラチナくるみんの会社は、毎年少なくとも1回、取組の状況を公表することになっている
  4. いまの数字を見る:男性の育休の取得率、女性の育休後の継続就業などを、会社の公表値やしょくばらぼで確かめる
  5. 面接で聞く:行動計画の中身と、配属される部署で育休や短時間勤務を使っている人がいるかを尋ねる

会社の公表値で見た男性の育休の取得率は、くるみんの認定がある会社の中央値が83.0%、認定のない会社が60.0%でした。くわしくは男性の育休取得率が高い会社にまとめています。

読み違えやすい点

  • 一覧に無い会社は子育てに冷たいと思う:認定は申請した会社だけが受けます。基準を満たしていても申請していない会社があります
  • 古い認定をいまの状態と思う:認定年を確かめ、いまの公表値で補います
  • 本社の都道府県だけで探す:一覧の都道府県は会社ごとに1つです
  • 会社全体の認定を部署に当てはめる:職場によって育休や時短の使いやすさは違います

まとめ

  • 2026年7月末時点で、くるみん5,979社、プラチナくるみん913社、トライくるみん9社
  • くるみんの32.8%、プラチナくるみんの41.2%が東京都の会社
  • 一覧の「認定年」で、2025年4月の新しい基準より前の認定かどうかが分かる。最後の認定が2015年以前の会社が26.4%
  • くるみんプラスは85社、プラチナくるみんプラスは115社
  • 一覧で見つけたら、認定年と段階を見て、いまの育休の取得率を会社の公表値で確かめる

参考資料